渡辺コラム

菌との共生は健康に欠かせない

病気に負けない強くて元気な野菜作りには、土壌の有用菌が欠かせません。有用菌と野菜は共生し、お互いにとって都合の良い栄養素を交換します。そして栄養素を利用して、虫を寄せ付けない、来てもあまり食べられないファイトケミカルをたくさん作りだします。

農薬を使わず虫食いのある野菜の方が良いと言いますが、虫食いだらけになってしまう野菜ではいけません。その野菜は栄養素が少なく、抵抗力のない野菜です。食べてもあまり栄養価は高くないのです。

農薬を使わない方が体にも土壌にも良いのは確かですが、農薬を使わなくても、ほとんど虫食いのない野菜が本当に良い状態の野菜なのです。

これは人の体にも当てはまります。
人も良いものを食べて、しっかり体が活性化している人では簡単には病気になりませんし、なったとしてもちゃんと復活します。体温が37℃前後の人が多いですね。

そして必要な栄養素は腸内細菌も作ってくれます。人が食べたものを彼らは利用し、彼らが作った栄養素を人がもらう。人と腸内細菌も、野菜たちと同じように共生しているのです。

農薬や抗生物質は、病原菌を殺しますが、共生関係を築いている仲間の菌も殺してしまいます。すると、菌が産生する栄養素をもらうことができなくなり、野菜も人も弱っていしまうのです。

だから、農薬や抗生物質の使用は必要最低限にとどめるべきですし、除菌除菌と喜んでやってしまう風潮を改めなければいけません。大切な有用菌という仲間を殺し、人自身の栄養不足を招き、病気に負けやすい体になってしまいます。

人は大自然と共に生きている。

太陽と空気と大地と水と微生物たちは人に無償の恩恵を与えてくれる。

 

今年は良い小松菜ができています。

生ごみリサイクル土作りで有用菌の多い土壌にしています。

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