渡辺コラム

高温多湿とアトピーの悪化

暑くてジメジメした日本の夏。
この時期にアトピーが悪化してしまう人がたくさんいます。

原因は高温多湿による細菌の増殖です。

細菌は余程大きなコロニーを形成するまで肉眼では捉えられませんが、目に見えない細菌は肌にも空気中にも当たり前のようにいます。

その中に病原性のある黄色ブドウ球菌という菌がいるのですが、この菌が肌に付着し、増殖すると体は炎症を起こします。体はそんな厄介な敵である黄色ブドウ球菌を追い払いたいがために、かゆみを起こし、掻き出そうとします。

かゆみが起こりそこを掻くというのは、そこに追い出したいものがあるときの防御反応です。

かゆいところには何かが潜んでいるのです。
アレルギー物質を食べたわけでもなくかゆくなる場合は、目に見えない細菌が原因の可能性は高いのです。


そんな時期の対策ですが、空気を冷やすことです。冷房をしっかり効かせましょう。目安は汗をかかず肌がサラサラするくらいです。多少寒く感じる場合もありますが、上に何か羽織るなどして対処してください。

これはそれなりの効果を発揮します。

黄色ブドウ球菌はとびひなどの病原菌でもあります。とても厄介なやつなので、増殖させないように気を付けていきましょう。

 

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