渡辺コラム

人を信じない人は自分を信じていない

人との付き合いを積極的にしようとせず、一人スマホを触り続けるような人がいますね。そういう人って珍しくはないですよね。ちょくちょくいます。

大抵の方は、その人との接し方に気を遣います。こっちから何度も話しかけてるけど、あの人は全く仲良くしてくれる感じではない。ひょっとして私のことが嫌いなのだろうか?と思わされてしまいます。しかし、よく見ると特定の人とだけ距離を置いているのではなく、みんなと距離を置いていることがわかります。

こういう人と接しない人にはいくつかタイプがあるようです。

まずはアスペルガー型の発達障害の場合です。アスペルガーの人は目に見えないものを捉えることが苦手です。言葉の裏を読むと言ったことも苦手です。元々人とコミュニケーションをとることを無関心な上に、いざコミュニケーションをとると、その特性のために人とトラブルを起こしてしまうことが多いのです。どうせ喧嘩になるくらいなら最初から人と関わらない方がお互いのためだと思ってる人が多いのです。善意と言えば善意と言えます。

次にトラウマを持った人です。人にすごく嫌なことをされた。イジメられた。信頼してた人に裏切られた。もうあんな思いをしたくないという人も人間関係の構築を避けるところがあるようです。

それと、自分自身を信じていない人です。自分がすぐ諦めるから、自分はすぐに逃げ出すから、自分が恩を恩で返せないから、その自分を基準にして人を見てしまうのです。人間はみんな同じ。私と同じ。みんな本当はいざとなったら逃げだす癖に、、、口ばっかり良いこと言って、、、嘘ばっかり、、、と思ってしまうのです。このような人は固定観念が強いのも特徴です。勝手に決めてつけてしまうのです。

これらの理由で人と関わりを持たないようにしている人が多いようです。どれか一つの理由ということもなく、複数の理由を持っている人もいるでしょう。

このような方たちの意識を変えるのはとても難しいです。
このような方たちと接する機会があり、友達になろうとしたことが何度があります。あらゆる手段を使いましたが、全てうまくいきませんでした。やっぱり一人が良いのです。余計なことはしないでほしい、としか思われなったのだろうと思います。

人を変えるというのは本当に難しいです。
世の中には若者の更生に務めている人もおられますが、とてもすごいことだと思います。なぜなら裏切られるからです。心がよじれるような思いをします。約束を破られるのです。こちらの言葉を分かったとその時は言っても、実は全く納得してなかったりするのです。
裏切られても裏切られても更生に務める人はすごい精神力なのです。

通常は、他人のためにそこまでの時間も精神力もなかなか使えるものではありません。

一人で居たいオーラを出している人は、あなたが嫌いというわけではなく、その人なりの防衛策なのです。防衛というなら、みんなともっと上手くやった方が防衛になるのですが、それができないものだから最善の策が、人と関わらない、になっているのです。
自分を信じてないので、人を信じることができず、本当の友達になれる可能性はとても低い言っていいでしょう。

上手な距離感をとっていく方がお互いのためである場合が多いでしょう。それでも関わっていく場合は、ダメ元の気持ちで関わっていきましょう。

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