渡辺コラム

糖尿病と食生活と栄養素

僕の父が若い時から糖尿病だったせいか、大学時代に他の病気よりも真面目に勉強した記憶があります。

糖尿病というと、膵臓から分泌されるインシュリンの量が少なくなったり、各細胞のインシュリンの反応が鈍るために、血液中の糖を細胞内に取り込みにくくなる病気です。

細胞に取り込まれ待ちの糖が、血液中で大渋滞。これにより血糖値が上昇。血液中から溢れた糖が尿に混ざることから糖尿病という名前がつきました。

この糖尿病の原因ですが、糖の摂り過ぎということが良く言われています。常にインシュリンを多量に必要とする食生活を続けていることによる膵臓の疲弊がインシュリンの分泌量を低下させたり、インシュリンの働きを鈍化させたりすると考えられているのです。

最近では脂質の摂り過ぎも影響を与えていると考えられるようになってきました。なぜなら膵臓は脂質を分解するための酵素を作る臓器でもあり、脂質を摂り過ぎることでも疲弊するからです。

このような原因を元に、当店では糖尿病の方には糖質と脂質を極力減らしてもらうようにお伝えしています。糖質や脂質を減らすことで膵臓の負担が減らすことが目的です。※個人的は糖質よりも脂質の方が関係が大きいのではないかと、たくさんの方々をみていて感じます。

負担を減らした上で疲弊してしまっている膵臓に元気になってもらわなければいけません。そのために人の生体機能に必要なミネラルやビタミンや糖鎖などの補給をおすすめしています。

先日、しっかりと取り組まれた方の中に、血糖値400台だったのが数日200未満になるということがありました。

糖尿病が悪化してしまうと、血液中に溜まっている糖質はソルビトールという物質に変わり、目・腎臓・神経にダメージを与えます。腎臓が悪くなり、体内で生まれた老廃物を腎臓で処理できなくなると透析をしなければなりません。週3回病院通いになります。

そんな将来を迎えないように、膵臓の負担を減らし、膵臓が元気にできる食生活や栄養補給をしていきましょう。

ご相談お待ちしています。

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