渡辺コラム

【アトピー】暑くなってくると保湿は控えめに

5月になり、暑い日もでてきました。

暑い日は何もしなくても汗をかいて、いつの間にアトピーの患部が痒くなっているということってありますよね。

汗は痒みの原因になるので、汗をかいたら洗い流す癖をつけるとだいぶ楽になります。

それと汗や暑さによる高温多湿の環境では、菌の繁殖が活発になります。ほとんどは問題ない菌ばかりなのですが、中には黄色ブドウ球菌などの病原菌もいます。

黄色ブドウ球菌はどこにでもいる菌であまり負けることはないのですが、免疫力が弱ったりするととびひなどの皮膚病の原因になります。

アトピー性皮膚炎の患部は、皮膚のバリア機能が弱まっている状態ですので、黄色ブドウ球菌のような病原菌の影響を受けやすくなってしまいます。

病原菌を増やさないように、多湿の環境を作らないようにしていきましょう。汗や湿度が高くてお肌がベタっとしてきたら、水で洗ってお肌をサラッとさせておく方が病原菌の繁殖を防ぐことができます。。

そもそも高温多湿では何もしなくても保湿されている状態と言えます。暑い時期にあまり一生懸命保湿する必要はありません。

ということで、病原菌によってアトピーなどの皮膚炎を悪化させてしまわないように、暑い時期は保湿をし過ぎず、むしろベタっとしてきたら洗い流して肌をサラッとさせていきましょう。

それと、病原菌が気になるからといって、殺菌消毒は過度にしないようにしましょう。皮膚のバリアにもなってくれている常在菌を殺してしまうと、むしろ病原菌が体に侵入しやすい状況になってしまうからです。明らかな感染症の時以外は殺菌はあまりしないようにしてください。水洗いなどの除菌を中心にしていきましょう。

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