渡辺コラム

ステロイドのリバウンド

アトピーなどの皮膚炎に広く使われているステロイド(副腎皮質ホルモン)は
とても効果があり、簡単な皮膚炎であれば次の日には治っているということも
よくあることです。


そこまでは良いのですが、

「良くなったし、じゃあステロイドを止めようか」

と止めてみたときに個人差が出てきます。


① そのまま落ち着く。 →とても恵まれた人です。
② また、かゆみや炎症が前と同じくらいでてくる。
③ 以前よりも赤くはれ上がったり、化膿したりする。 

③の人が意外と多いです。
このステロイドを止めてから劇的に悪くなった場合、すごく厄介な経過を辿る
ことケースがあります。

当店にこられる方の中には、ステロイドを止めた途端にひどい皮膚炎になり、
1年以上も続いているという人がいます。

それがツラいので、またステロイドを使うのですが、ちょっと良くなって使用を
中止すると、さらに悪化して、幹部が真っ赤にパンパンに腫れあがってしまい
ます。

この止めたら余計に悪化することを、ステロイドのリバウンド(反跳反応)とい
います。

なぜこんなことが起こるのかというと、ステロイドは免疫を抑えることでアレル
ゲンとの反応を抑えます。反応を抑えているのでアレルゲンは体に蓄積する一方
になります。

皮膚はきれいになったけど、アレルゲンはたくさんたまっている状態です。


この状態でステロイドをやめると、もちろん大量のアレルゲンとすごく反応
してしまい、炎症は一気に強まります。

また、理由は解明されていませんが、ステロイドによって免疫が長期間失調
してしまうこともあります。
ですので、当店に来られた方のように1年以上も炎症が治まらないということに
なってしまうのです。


こうなってしまうと、脱ステロイドをしないとどんどん悪化してしまいます。
毎日しっかりとステロイドを塗っているのに真っ赤に腫れあがった皮膚の状態で
来られる人もたくさんいます。


解決するには、ステロイドを体から抜く必要があるのですが、強いリバウンド
反応に耐えなければいけません。
そしてその反応から抜け出すのにはかなりの時間を要します。
早くても半年を見てもらった方が良いと感じています。

脱ステロイドは、長期間にわたって大きなストレスと闘う必要があるのです。


そこで、当店では栄養素を漢方薬を用いて、リバウンド反応をできるだけ
抑えれるような取り組みをしています。


個人差が大きく、本当に良くなるまで2年以上かかる場合もありますが、その
後はリバウンドに悩まされていた頃と比べると遥かにストレスのない生活を送れます。


ステロイドを使っても使っても良くならないという方は、このリバウンド反応の
負のスパイラルに陥っている可能性が高いです。


勇気を出して脱ステロイドしていきませんか。

ご相談お待ちしています。

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