渡辺コラム

健康と医療は違う

健康と医療は違う。

医療、特に西洋医学の得意分野は救急医療ですね。大けがをして死にそうなときなど、西洋医学ほど頼りになるものはないでしょう。

では、慢性病の場合はどうでしょうか?血圧が高くなってくると血圧の薬を飲んで血圧をコントロールします。血圧の薬は動脈硬化を治すわけではありませんので、ずっと飲んでと言われることがほとんどです。ほとんどの医療は対症療法であり、根本を見直すわけではないのです。つまり、医療は本当の意味での健康体に導くわけではないのです。

本当の健康とは、薬など飲む必要のない心身ことです。

その健康に大切なのは、毒素を取り込み過ぎない生活と入ってきた毒素の処理能力の高い心身です。

毒素は、過剰な栄養素、添加物、排気ガス、薬、農薬、病原菌、病原ウイルス、アレルゲンなどのほかに、ストレスやこだわりなどの心のものも含みます。

例えば、病原菌が少し入ってくるような環境で、即座に菌を殺せるような免疫力のある状態では、病気にはなりません。健康を保つことができます。

しかし、免疫力が簡単には追っつかないほどの大量の病原菌が入ってきたり、少しの病原菌にも対応できないほど免疫力が弱い状態では、病気になってしまいます。

生活習慣病も同じです。脂質は栄養素ですが、脂質を摂り過ぎと、コレステロールが高くなったり、脂肪が溜まっていきます。ちなみに悪玉と呼ばれるLDLコレステロール自体は決して悪いものではありません。血管を丈夫にしてくれる大切なものです。しかし、そのLDLが過剰な精神ストレスにより体内に生じた活性酸素と結びつくと酸化型LDLとなり、これが動脈硬化の元となっていきます。脂肪が溜ると脂肪が体内を圧迫し、これも血流を悪くする要因となります。脂質の摂り過ぎやストレスという毒素と脂質を燃焼できないような運動不足状態やストレスをいつまでも解消できていない状況が、病気を生むことになるわけです。

毒素が溜まっていく一方の状態が、最終的には命を落とすような感染症に繋がったり、動脈硬化、鬱、ガン、アレルギーなどに繋がっていくのです。

医療は病気の応急処置の王様ですが、本質的な健康を維持するものではないので、普段の生活習慣や心の持ち方に気を付けて、毒素を入れ過ぎないかつ毒素を処理できる心身作りを心掛けていきましょう。
 

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