渡辺コラム

社会が生み出す毒を回避しよう。

現代病と言えば、花粉症、喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどのアレルギー疾患が代表的なものです。

若年層のガンも現代病の一つと捉えてもよいのではないかと考えています。実際に、僕の知っている外科医の方は、30代40代の女性がこんなに乳がんになるなんて昔では考えられなかったと言います。

それと、うつ病や双極性障害、統合失調症、強迫性障害などの精神疾患と呼ばれる病気も現代病と言ってもよいかもしれません。学校や社会と馴染めなかったり、少しのことで全てが嫌になってしまったり、そんな人が増えています。発達障害も増えています。

なぜ、現代を生きる人はアレルギーやガンや精神疾患が増えてしまったのでしょうか?

様々な原因が複雑に絡み合っているでしょうが、主な原因が2つあると考えます。

1つ目はミネラルとビタミンの栄養失調です。
現代人がジャンクフード(栄養がカロリーばかりに偏っている食べ物)ばかりを食べるようになったことで、ミネラルやビタミンが不足し、正常に免疫や脳の機能が働いていない人が多くなっているのです。

2つ目は今の社会が作り出す毒素を心身に取り込み過ぎていることです。
社会が作り出している毒素というのは、食品添加物、排気ガス、排水、農薬、アスベスト、ダイオキシン、過剰な薬や水銀やアルミニウムがあります。あと、過剰な放射線や電磁波もそうです。

精神的な毒素もあります。
精神的なところであれば、こだわりを持たされることです。「~しなければならない」、「~してはいけない」というものですね。〇〇大学に行かなければならない、親の家業を継がなければならないなど、自分の本当の気持ちを押し殺して他者の意向や概念に従って生きなければならない状況であり、自発的な行動を取ることや思想を否定される状況です。さらにはそれを自分自身に課せる真面目な方ほど、自分を追い込みやすくなります。その理想の状態にない自分自身を許すことができず攻撃してしまうからです。

2つの原因をあげましたが、1つ目の栄養失調すら2つ目の社会の毒が作り出しているものと言っても過言ではありません。

ジャンクフードには依存性があり他の食事では満足できなくなる性質があります。「安い」、「オモチャがもらえる」、あらゆる手段で現代人をジャンクフード依存に引き込み、結果としてミネラルやビタミン不足にしたのは社会だからです。

これらの社会の毒は、徐々に蓄積していくので、多くの人がそれが毒だと感じることなく日常を送ります。そして、徐々に健康が蝕まれていきます。

これらの現代病が増えたタイミングを見ると、高度成長期以降にアトピー、喘息、花粉症が増え、2000年以降に精神疾患や発達障害の増加やガンの若年化が目立つようになってきました。
人工的な化学物質が増えれば増えるほどに、健康は損なわれているのです。

今、僕の身近では60歳前後の方のガンがとても増えています。推測するに、社会の毒素の蓄積と免疫力の低下で、体が持ちこたえられなくなるのが60歳前後なのでしょう。

この年齢はさらに引き下がる可能性があります。
今の60歳の人たちは、子供の頃は日本らしい食生活が残っていた世代ですが、近年の子供たちは、食事ができるようになれば、すぐにフライドポテトなどのジャンクフードを食べています。生まれてからずっとミネラルとビタミンが不足しているので、その分毒素が蓄積するスピードも速まっていると考えられるのです。

今の若い世代の健康と寿命をとても危惧します。

健康でいるには、これらの社会の毒をいかに回避するかが重要であり、回避できなくても免疫力によって処理できる量にとどめる必要があるのです。

あなたが健康を望むのであれば、どれだけ社会の毒素を取り込んでいるのか、ミネラルやビタミンの多い食事がちゃんとできているか、ご自身の生活をしっかりと見直してみてください。

どう考えれば良いか分からない場合は、ぜひご相談ください。1時間3000円(税込)にて食生活相談もお受けしております。

  • 健康相談
  • お問い合わせ

無料健康相談

メニューを閉じる