渡辺コラム

ガンは生活習慣病

昔は胃ガンが圧倒的に多かった日本人。
しかし、今は胃ガンが減り、逆に大腸がん、子宮がん、乳がん、食道がんなどが増えています。

変化があるということで、ガンが遺伝ばかりでないことがわかります。

もう20年も前になりますが、僕が大学生の頃、胃ガンを増やす因子として塩、乳がんや子宮がんや大腸ガンを増やす因子は油脂であると習いました。

胃ガンが減り、乳がんや子宮がんや大腸ガンが増えているということは、日本人の塩の摂取が減り、油脂の摂取が増えているということであり、つまり食の欧米化が原因ということになります。食の欧米化は言わずと知れた事実ですね。

マヨネーズ、ドレッシング、肉の脂身、揚げ物にスナック菓子、人は油が大好きです。洋食の味を覚えてしまうことで、和食が食べられなくなっているのです。


ガンを語る時にもう一つ忘れてはいけないものがあります。それはガンの若年化です。

近年、20~40代の若い芸能人がガンになったり、ガンで亡くなったりするニュースが増えてきました。50~60代のガンはもっと増えています。明治・大正生まれの世代でにはあまりなかったことです。明治・大正の人がガンになると言えば70歳以降がほとんどでした。

このガンの若年化の原因の最たるものは栄養失調でしょう。

今、カロリーベースで見ると、日本人はまともな食事よりもお菓子から取るカロリーの方が高くなってしまったそうです。
食の欧米化やお菓子の食べ過ぎによって栄養素が砂糖と油に偏り、ミネラルやビタミン、その他の抗酸化栄養素、食物繊維などが圧倒的に不足してきているのです。

砂糖や油は体を動かすためのエネルギーとなりますが、病気に対する抵抗力や傷ついた体の修復の機能はそれだけでは発揮できません。そこの主役になるのはミネラルやビタミンなのです。

ガン細胞は若いの人の体にも、毎日数千個発生していると言われています。ミネラルやビタミンが充実した体であれば、そのガン細胞を見つけて処理し、正常な細胞を作り直させます。この作業はミネラルやビタミンが不足することで弱くなり、ガン細胞を処理しきれなくなるのです。

僕の身近では60歳前後の人がガンで亡くなることがとても多くなりました。ミネラルやビタミンの乏しい食事を続けた結果、60歳前後でガンを抑え込み切れなくなっているのだと推測します。

このガンの若年化は、さらに進行する可能性があると考えています。

なぜなら、今の子供たちは小さな頃からフライドポテトやハンバーグやお菓子を口にしています。今の60代よりも遥かにカロリーに偏った食事をしているからです。

今の若者がミネラル不足であることを感じさせる点がいくつもあります。

それは、ちょっとのことで骨折してしまうこと、集中力がないこと、低体温であること、情緒が不安定な事、又は感情が希薄な事などがあります。これらは特にミネラルの不足と大きく関係します。

若い人たちも、なんとなく自分たちよりも上の世代の方が心身共に強い人が多いことを感じています。そして、それは体を動かすことが少なくなったからだと思っている場合が多いようです。
極度に体を動かしていないことも一つの要因ですが、しかしそれ以上に食事の問題が大きいでしょう。なぜなら、文科系の人が体育科系の人よりも病弱であったり、短命だということはないのですし、筋力の弱い女性の方が男性よりも実際に長生きなのですから。

ガンに限らず様々な病気を寄せ付けないためには、ミネラルやビタミンの豊富な良質な食事をすることが大切なのです。

ただ、実際にガンになってしまうと食事の改善だけでは間に合わないことが多いと感じています。
ガンが出来たということは、すでにそれなりに免疫力が低下している状態と考えられるわけですから、もっと緊急性を持って免疫力を高めていく必要があります。ガン代替医療(保険医療にない治療法)を取り入れるのも良いでしょう。ご本人の免疫力にかかっていますので、できるだけ早めに取り入れられる方が良いです。弱り過ぎた体では、何をしても改善が見込めなくなってしまいますから。

健康的な食事が良く分からないという場合はご相談ください。1時間3000円(税込)にてお話しさせてもらっています。

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