渡辺コラム

健康維持は溜めないことが重要

近年は少し様子が変わってきていますが、基本的に若い頃というのは健康です。手放しで健康です。

ところが30歳を過ぎてくると徐々に何かおかしなところが出てきます。その大きな要因として蓄積があります。

血管が狭くなる動脈硬化で考えてみましょう。

脂肪が溜まり過ぎて体が膨張すると血管を圧迫するので、血管は柔軟性を失います。
コレステロールやカルシウムが血管に溜まると、血管自体が固くなったり、内壁が膨れ、血の流れ道が狭くなります。

ある程度のところまで大きな影響はありませんが、一定を超えると血の巡りが悪くなり、心筋梗塞や脳梗塞へと繋がっていきます。

街の側溝でも、ある程度のゴミは問題ないですけど、ゴミが溜まり過ぎると詰まって水が流れていきませんよね。同じようなことが血管でも起こるわけです。だから、そうならないように定期的に大掃除するわけです。

体内にも掃除をする機能がありますが、あまりに蓄積が多いと処理しきれません、徐々に脂肪もコレステロールもカルシウムも蓄積してしまい、血の流れを止めてしまいます。その蓄積が一定のラインを超えた人から不調が出てくるわけです。

蓄積に気を付けなければ健康は長続きしないのです。

蓄積しないようにする方法は2つです。一つ目が体内への取り込みを減らすこと、二つ目が体の処理能力を高めて維持することです。

ダイエットの話が分かりやすいかもしれません。
消費カロリー以上のカロリーを摂ると脂肪として蓄積されていくわけです。太らないようにするには、運動して消費カロリーを増やすか、摂取カロリーを減らすしかありません。

精神的なことも同じです。処理できないほどのストレスを抱えてストレスを溜め過ぎると精神病になります。ストレスを減らすことや、考え方を工夫してストレスの処理能力を高めることが対処法になります。

溜まり過ぎたものが、血の流れや気の流れを止めて健康を損なうのです。健康を維持していくために溜め過ぎには気を付けていきましょう。

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