渡辺コラム

最も尊いのは衣食住に関わる産業。

最近、最も尊い産業は医療だといったお医者さんがいました。
僕はそれを聞いておこがましいなと思いました。

医療は決して必須ではないからです。

自然界を見ると、医者の存在など無いのにちゃんと命は続いているじゃないですか。

自然界の動物や昆虫たちにとって一番大変なのは食料の確保です。食べ物がなければ生きていけません。
次に大変な事と言えば、厳しい環境どう適応するかではないでしょうか?寒い冬をどう乗り越えるか?熱い夏をどう乗り越えるか?

人も動物の一つにしか過ぎませんから、同じことが言えます。
人が生きていく上で必要なのは食料と環境の負荷から身を守るための住処や衣類なのです。

つまり衣食住に携わる仕事こそが、もっとも人の命を助けているのです。薬をこの世から失くしても人類が消えることはないでしょうけど、衣食住が失くなれば、特に食が失くなれば、あっというまに人類は滅びるでしょう。

最も尊い産業は、医療ではなく衣食住に関わる産業なのです。

僕が問題に思うのは、決して冒頭のお医者さんだけではなく、社会全体として一次産業を軽視している風潮があることです。
僕が小さい頃にはすでに軽視されていたと思います。農業といえば、カッコ悪い、農家になんてなりたくない、というのが一般的だったと思います。

みんな誰に食べさせてもらっているのでしょうか?
お父さんやお母さんがお金を稼いできてくれるからもありますが、そもそもお金と交換できる食材がなければなりません。農業や漁業などがあるからこそ人は生きていけているのです。

この世界の人口がどんどん増えている中、僕たちは食料のことについてもっと真剣に考えなければなりません。近代の、勉強して、いい大学にいって、いい会社に勤めることを勝ち組だとするような風潮では危ないのです。農業にもっと注目してもらえるようにしなければ危ないのです。

今のうちに足元を見直しましょう。
生きていくための基礎は衣食住なのです。

まずは家庭菜園から始めてみませんか?

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