渡辺コラム

子供のために親は時として鬼になろう

2020年は小中高生の自殺件数が過去最多

2020年は小中高生がなんと440人以上も自殺したそうです。
小学生が自殺するって、、、一体どんな状況に追い込まれていたのでしょうか?純粋無垢な地域の子供たちを見ていると想像を絶します。

子供が世の中に絶望し自ら命を絶つ。
こんな悲しいことはありません。こんな世の中を作ってしまっている大人たちの責任です。

2020年は新型コロナ騒動による自粛などの影響で、子供たちには大きな制限がかかりました。小中高生の自殺者数は過去最多ということだったので、この自粛等による影響が大きかったとみてよいでしょう。

教育や子育ての劣化

しかし、この新型コロナ騒動が始まる前から、子供たちを取り巻く環境はすでに悪化していると僕は感じています。

今の20代の人に比較的多いのですが、簡単に会社を辞める、人の迷惑を考えない発言をしたり行動をとる、人間関係が希薄、最初から諦めてチャレンジしない、命や人の苦労を考える癖がない、30歳を迎えようとしても子供の様、生きていることが楽しそうじゃない、こんな人が増えていると感じます。

年代的にゆとり教育の影響が大きいと思いますが、親の子育ても一緒にゆとってしまっているように思います。
世間を見渡すと、大人が自分にも子供にも甘すぎるのです。そこには、この子を立派な大人に育てなければならない、という意思がほとんど感じられません。

子育ては親がいなくてもちゃんと生きていけるように育てること

大人にそういう意思がないから、子供たちに負荷がかからないのです。子供を立派な大人にしようと思えば、子供に熱心になりますから、自然と厳しさが生まれます。
その熱心さや厳しさの中で育った子は、心身が強くなりますし、人の気持ちが分かるようになりますし、技術や知恵も付きます。しかも厳しいことに慣れて、厳しいことが当たり前になっているので、社会の厳しさに簡単に負けません。

はなちゃんのみそ汁という話をご存知でしょうか?
30代でがんをわずらってしまったお母さんは、幼いはなちゃんに料理や作法を厳しく教えます。自分がいなくなった後も、娘が立派に生きていけるようにと。
はなちゃんはみそ汁が作れるようになりました。お母さんが亡くなって塞ぎ込んでいるお父さんの心を蘇らせたのは、はなちゃんの作ったみそ汁でした。

はなちゃんのように、子供たちは大人が思っている以上に教えたことを身につけます。大人が熱心になればなるほどちゃんと成長していきます。だから子供のために時には鬼になりませんか?愛情を持って厳しく指導しませんか?

子供たちの将来のために。
子供たちが自ら命を絶つことがなくなるように。

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