渡辺コラム

人は快楽に負けて不健康に向かう

豊かで美しい日本の伝統

僕も十分に伝統を忘れている世代なのですが、僕の世代以下ではさらに忘れ去られていると感じます。僕らがのような伝統を忘れている世代が親になっているのですから、当然と言えば当然です。

今さらですが、僕は家族で囲む食卓や、神社やお墓で手を合わせる日本人の姿に豊かさやうつくしさを感じるようになりました。心を大切にする姿勢や、目に見えない力に感謝する姿勢が、豊かで美しいと感じるのです。

伝統には先祖の経験と知恵がつまっている

伝統というのは、先祖の経験や知恵が詰まったものだと思います。伝統には、人がうまく和を作っていくための作法や、健康に生きるための食育、目に見えないものを捉え感謝に生きる教育が備わっていると思います。

その伝統を失った人たちの姿はどうでしょうか?自分一人で生きているような気になり、感謝を忘れ、命のありがたみも忘れ、作法もなく、自分勝手なことばかり主張します。精神的にも弱く、挫折しやすく、他人の迷惑も考えず、簡単に逃げ出す人もいます。「どこに行ってもうまくいかない...」と、彼らにとっても生きづらいと思いますが、周囲の人もなかなか大変です。
一つフォローするなら、伝統を忘れた人が悪いと言うよりは、伝統を伝えなかった人たちの方が悪いのです。

快楽が伝統を失わせ、人を不健康に向かわせる

日本人の経験と知恵の詰まった伝統は、これからさらに失われていく方向に向かうでしょう。なぜなら、現代社会は快楽漬けだからです。自由で束縛のない快楽。美味しいものばかりの食の快楽。簡単で手間いらずの便利の快楽。人は快楽を覚えるとなかなか手放すことができません。

その快楽は不健康に向かう物ばかりです。過度の自由は人と人とのつながりを希薄にし、心から信頼できる親友をできなくさせました。美味しい物は栄養がカロリーに偏ります。便利は人から技術を奪い、自力をなくします。

今の日本にうつ病患者や自殺者が多いこと、アレルギーが多いこと、ガンの若年化が進んでいること、これらは快楽に溺れ、大切な伝統を忘れ去っていることが最大の原因ではないかと僕は思います。

心身ともに健康な未来のために、先祖の経験と知恵の蓄積を思い出していきましょう。受け継いでいきましょう。

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