渡辺コラム

【漢方】春は精神症状がでやすい季節です。

静から動。春は変化が多い季節

漢方では春は精神不安定になりやすい季節とされています。実は僕自身、特に若い時は春が苦手で、いつの間にか精神不安定におちいっていることがよくありました。

冷静になって分析してみると、冬の静から春の動に変わっていくことでの高揚感に冷静さが奪われていたように思いますし、春は進学や就職、異動の多い時期ですので、新しい人間関係や環境適用に頭を使うことが多いというのもあったと思います。
そう考えると、変化に適応するための必要な作業なのかもしれません。春は変化に適応するために悩み、精神症状がでるのです。

上手く適応できない場合、その悩みは延長され、精神的に疲弊し、5月病と呼ばれる憂うつ状態になっていきます。そういう時は必死に考えているようで、わりと我を失っているものです。友達に話を聞いてもらったりして、客観的な意見をもらいましょう。違う角度からの意見をもらうことで焦りによって狭くなっている視野が広くなります。

心の不調は体の不調につながる

ストレスが強くなると、体に影響がでてきます。心の不調によって体が起こす不調のことを心身症といいます。これも僕自身たくさん経験があるので、どのようなことが起こるか列挙してみます。

血圧上昇、頻脈、頻尿、湿疹、咳がとまらない、しゃっくりがとまらない、肩こり、腰こり、片頭痛、中心性漿液性脈絡網膜症(軽い網膜剥離)、過呼吸などがあります。我ながら経験豊富です。人によっては耳鳴りや難聴、便秘や下痢が起こる人もいます。

僕の場合は、ストレスの原因を解消していくことや、どうしようもないことを受け入れていくことで、これらの症状は落ち着いていきました。

精神不安定なときのおすすめ漢方薬

このような憂うつ感や心身症にお勧めな漢方薬が疏肝理気薬(そかんりきやく)という分類の漢方薬です。

漢方では「肝」が人の精神状態を安定させる働きを持っていると考えています。ストレスは肝にダメージを与え、肝が弱ることで正常な精神状態が保てなくなるのです。
疏肝理気薬は肝のダメージを修復したり、精神安定の力を高めるための働きのある漢方薬のことです。精神状態を立て直しやすくなり、心身症の諸症状の緩和に働きます。

その疏肝理気薬にもいろんな種類があり、体質によって使い分けますので、漢方に詳しい人に選んでもらってください。もちろん僕もお答えします。

まずは気持ちの高揚を抑え、冷静に春をお迎えください。

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