渡辺コラム

食は引き算の方が簡単

僕の専門であるアトピーにしろ、他のアレルギーにしろ、感染症にしろ、内臓が疲弊する病気にしろ、血管系の病気にしろ、食生活というものが大きく関わってきます。根本と言っても過言ではないと思います。

大量の糖を慢性的に摂っているいると、糖を代謝するために必要なインシュリンを作っているすい臓が疲弊します。

油を摂り過ぎれば、脂肪が体内に溜まり、肥満になり、血管を圧迫し、血流は悪くなり、高血圧になります。

添加物の多い化学物質を摂れば、体は異物として排除したくなり、その排除するための反応として痒みや炎症が起こります。

食が欧米化し、塩の摂取量が減り、油を大量にとるようになったことで、胃ガンが減り、逆に乳がん、子宮がん、大腸がんが増えています。

医食同源と昔から言われるように、良質な食事こそが最高の医療なのです。健康でいられるように食事を良くしていきましょう。

食生活を良くする。と言った時に、最近の人たちは「じゃあ何を食べればいいの?」となりがちですが、その考えは早く卒業することをおすすめします。

納豆がいいと聞いて、毎日納豆を食べるのは大変です。
バナナがいいと聞いて、毎日バナナを食べるのは大変です。

そんなことよりも、何を食べないべきかを考えましょう。体に悪影響な食事をやめればあとは自由です。毎日同じものでなくても構いません。

では何をやめるべきか?

簡単にいうと、砂糖と油と添加物です。お菓子や揚げ物や加工食品です。

だって、砂糖と油と添加物過剰な現代ですから。
100%除外する必要はありませんが、減らしていきましょう。

すると自然とミネラルやビタミンの多い魚や野菜を食べるようになります。砂糖と油を抜けばお腹すきますから。

砂糖と油は依存性があるので、止めていくことに苦労することもありますが、依存が抜けると体も心もとても軽くなります。

お菓子、揚げ物、加工食品を食べない生活を目指してください。
あとは自由です。好きなものを食べてください。

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