渡辺コラム

腸内細菌とアトピーの改善

今年の夏、我が家の畑では農薬や化学肥料を一切使っていないのに、大きくてキレイな野菜が採れています。

農薬がないとキレイな野菜が採れない、化学肥料がないと大きな野菜が採れない、戦後の農業はこれが常識になっていましたが、これは半分本当で半分嘘です。

確かに農薬があれば虫や病原菌を寄せ付けないのでキレイな野菜が採れます。化学肥料をやれば大きくなります。間違っていません。

しかし、農薬がないと、、、というのは嘘です。

実際に僕も農薬なしでキレイな野菜を育てることができていますし、僕の仲間も育てています。

その農薬なしでもキレイな野菜を作るのに欠かせないのが、土壌菌です。土壌の有用菌が野菜と共生し、必要な栄養素を野菜に送ってくれるのです。

有用菌の供給する栄養素は、化学肥料のように窒素、リン、カリウムばかりの偏らない栄養素なので、虫を寄せ付けないファイトケミカル成分の多い野菜になり、キレイに育つのです。

虫食いがゼロではありませんが、普通に食べたいと思えるくらいキレイです。

ここで、逆の間違えも指摘したいと思います。

虫が食う野菜ほど安全でおいしい。

これは少し間違っています。

無農薬なので安全は安全なのですが、虫食いで穴だらけになった野菜は、ファイトケミカルの少ない栄養価の少ない野菜であり、美味しくはありません。

つまり、虫は美味しい野菜が好きなのではなく、弱い野菜が食べやすくて好きなのです。


さて、前置きが長くなりましたが、この土壌環境と野菜の関係は、腸内環境と人の関係にそのまま当てはめることができます。

土と同じように腸にもたくさんの菌が住んでいます。その菌は人を襲わず、人の免疫が彼らを襲うこともありません。

共生関係を築いているのです。

人が食べたものを腸内細菌も食べ、そのお礼に腸内細菌にしか作れない栄養素を人が受け取っているのです。

それによって、野菜と同様に、人は免疫力の高い病気を寄せ付けなくなる体になります。

そして、免疫力が高くなるということは、病気の元を処理する能力が高くなるということです。

病気の元は、アレルゲン、病原菌、食品添加物をはじめとする化学物質、ガン細胞などがあります。

アレルゲンを処理できる力が高まれば、もちろんアトピー、喘息、花粉症などが楽になります。

ちょっとの風邪で抗生物質を使うなど、現代人は抗生物質に頼り過ぎているところがあります。抗生物質を使うほどに腸内細菌も死にます。その結果体が弱ってしまうのです。病気の元も体にこもってしまいます。

簡単な風邪であれば、放っておけば治ります。抗生物質など必要ありません。
そもそもウイルス性の風邪に抗生物質は効果がありません。

でも実は重大な病気だったら?と心配な方は、放置しておいて大丈夫な風邪かどうかをお医者さんに診てもらいましょう。

大切な仲間である腸内細菌を大事にしてあげてください。

腸内の菌はあなたの最高のパートナーです。
腸内細菌はあなたの栄養素を充実させ、免疫力を高め、アトピーなどのアレルギー疾患の改善や様々な病気の予防に役立ってくれるのです。

 

肌艶の良い宝石のような渡辺家の野菜

もちろん無農薬・無化学肥料です。

 

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