渡辺コラム

アトピーは掻きながら治せる理由

「掻いちゃダメ!」

アトピーのお子さんを持つ親御さんなら、一度は口にしたことがある言葉かもしれません。でも、元アトピー当事者として、あえて言わせてください。

「それは、無理です。」

例えるなら、女性に「根性で生理を止めない!」と言っているのと同じくらい、身体の仕組みを無視した無茶な要求なのです。

1. 「掻く」のは体が戦っている証拠

そもそも、なぜ人は痒みを感じて掻くのでしょうか? 実は、掻くという行為は、体内に侵入したアレルゲンを外へ排出しようとする「デトックス(毒出し)反応」の一つです。

体が必要があって起こしている反応を無理やり力で押さえつける必要はありません。むしろ、止めようとするストレスが自律神経を乱し、余計に痒みは強まります。

2. 「掻かなかったから治った」人はいない

アトピーを克服した人たちは、決して「掻くのを我慢したから」治ったわけではありません。

× 掻くのをやめたから、治った

○ 治っていく中で、自然と痒みが消えていった

これが真実です。
「掻くからひどくなる」という強迫観念は、今日から捨てましょう。

3. 親子で「心穏やかな生活」を取り戻すために

親御さんがお子さんを想う気持ちは痛いほど分かります。だからこそ、お子さんに「不可能なこと」を強いないであげてください。

一番の薬は、皮膚の管理以上に、親子が笑顔で過ごせる心の余裕です。

「掻いてもいいよ。今、体が頑張って毒を出してるんだね」

そう言って見守ってあげることが、結果としてお子さんのストレスを減らし、完治への近道になります。


おわりに:今日から意識を変えてみよう

「掻く=悪」という概念を消すと、驚くほど心が軽くなります。 まずは今日一日、掻いている姿を見ても深呼吸。

「掻きながら治していく」 そのスタンスで、一歩ずつ進んでいきましょう。

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