渡辺コラム

保湿はアトピーに良いという間違い

アトピー患者さんから

『保湿した方が皮膚のバリア効果が守れると聞いて、毎日欠かさず保湿しています』

なんて話をよく聞きます。

これ...少し考えものです...

だって少し考えてみてください。

アトピーの反応って、外ではなく体の内側に原因があって起こるものです。

敵が外側ばかりにいるのであれば、バリア機能を高めるという考え方もありでしょうが、敵が内側にいるのに城門を閉じてしまったら余計に敵を追い出せなくなってしまいます。

それに根本はバリア効果の問題ではありません。
アトピーはアレルゲン(敵)と免疫(敵に追い出す力)の問題です。

本質とズレたところに着眼点を持って行っても治りません。
実際に当店に来られる方は保湿では治っていません。

当店においての保湿は、元々乾燥した肌質に冬の乾燥が合わさると、かなり不快感があるのでそれを軽減する目的で使う程度です。

また、梅雨から秋の前半までの空気が湿気ている時期に保湿は基本必要ありません。湿気ているのに保湿すると、過湿になって病原菌が繁殖しやすくなってむしろ悪化してしまいます。

体の内側に原因のあるアトピーでは、保湿は治すことにはつながらないこと。湿気の多い時期の保湿はむしろ逆効果であること。これを念頭に置いておきましょう。

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