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アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎経験者であり、多くのアトピー性皮膚炎に悩まれている方たちに接してきた店主渡辺としてのアトピー性皮膚炎についての見解をまとめました。
一般常識とは違ったことも書いていますが、そういう物の考え方もあるのかと一つの参考にしてもらえればと思います。

1・アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎とは、体内が異物と認識したものを体外に排出するために起こる皮膚の炎症で、左右対称に症状があらわれることがほとんどです。

2・アトピー性皮膚炎の増加

アトピー性皮膚炎の増加は昭和35年頃から始まります。それまではほぼアトピー性皮膚炎という病気はありませんでした。
厚生労働省の患者調査(2014年)によると、2014年には患者数が45万人となっており、1987年のときの調査と比べると2倍となっています。

3・アトピー性皮膚炎の原因

1)化学物質
アトピー性皮膚炎が増加し始めた昭和35年頃といえば日本の高度成長期頃にあたります。この頃に石油由来の合成洗剤が登場するなど、化学薬品の使用が増えています。ある遺伝子を持った人の中には、その人類にとって未知な化学物質を異物ととらえ、アレルギー反応を起こしたのだと考えます。


2)化学物質による公害
高度成長期の公害病には、有名な水俣病(メチル水銀が原因)、イタイイタイ病(カドニウムが原因)、四日市ぜんそく(化学物質を含む排気ガスが原因)があります。これは人工的に作られた化学物質には有害なものがあるという根拠であり、アトピー性皮膚炎もこれらの公害病と同時期に増加を始めたことから、何かの化学物質が引き金となっている可能性を示唆しています。

4・アトピー性皮膚炎の素因

1)遺伝的素因
「同じ年齢の人が」、同じ地域にいて、同じような食事をし、同じような洗剤を使っているのに、なぜアトピー性皮膚炎になる人とそうでない人がいるのでしょうか?
そこには遺伝的な素因が考えられます。遺伝子が持っている情報は一人一人異なります。だから同じ人であっても容姿も体系も異なるのです。ある種の遺伝子の中に、特定の化学物質を異物としてとらえ、アレルギー反応を起こすものがあるのだと推測します。

2)年齢的な素因
では同じ家族(同じ遺伝子を持っている)なのに、なぜアトピー性皮膚炎になる人とそうでない人がいるのでしょうか?
それはアトピーの発症が子どもに多いことから、消化吸収に関係があると考えられます。
人の体は、消化酵素によってしっかりと分解されたものしか吸収しないようになっているのですが、幼少期はそれの機能が未熟で異物を分解せずにそのまま体内に吸収してしまいます。その結果アトピー性皮膚炎を発症しているのだろうと推測できます。

5・アトピー性皮膚炎の悪化要因

1)食事
食物アレルギーが存在する以上は、食事とアレルギー疾患であるアトピー性皮膚炎にも必ず関係があると言ってもいいでしょう。
化学物質の増加とともに増えたアトピー性皮膚炎です。化学的な食品添加物には注意が必要です。しかし、どの化学物質が引き金となっているかは特定されてはいません。

また、多くのアトピー患者さんの相談を受けていると、油と砂糖を摂り過ぎている傾向にある人の方が悪化傾向にあると感じています。
油や砂糖とアトピー悪化についての関係については「油を経てばアトピーはここまで治る(永田喜隆)」、「アレルギーは砂糖をやめればよくなる(溝口徹)」などの著書をご参考にしてみてもよいと思います。

2)外因的要因
四日市ぜんそくのように排気ガスによってアレルギーが引き起こされる事例がありますので、排気ガスやPM2.5は悪化因子と考えられます。

黄色ブドウ球菌のような病原菌も悪化要因です。実際に「とびひ」のような皮膚炎が病原菌によって引き起こされます。

自身の汗も悪化因子です。アトピー性皮膚炎の人ならほぼ100%の人が自身の汗で猛烈に痒くなった経験があるでしょう。なぜ少し前まで体内にあった水分が、体外に回った瞬間に痒みのつながるかというと、その汗の中に体内にあったアレルゲンが含まれているからだと推測しています。

3)精神的要因
過剰な精神的ストレスによって悪化する人は少なくありません。進学、転校、転職、結婚などによって、症状が悪化したり、改善したりすることはとても多くみられます。たくさんの相談を受けさせてもらっていると、特に大人のアトピーにはとても関係が深いと感じています。

6・アトピー性皮膚炎の治療について

1)保険医療(西洋医学中心)
保健医療におけるアトピー治療の主役は副腎皮質ホルモン(いわゆるステロイド)、抗アレルギー剤、タクロリムス、デュピクセントなどのアレルギー反応を抑える薬を使った薬物療法が中心となります。それ以外にも皮膚の修復を促進するためのビタミン剤が使われることもあります。ヘパリン類似物質配合の保湿剤を使うことも多いです。保険適用内での漢方薬もあります。

2)中医学
中医学は、皮膚の状態だけでなく、その人の顔色や目力や声の大きさも参考にし、体に関わる様々な質問をさせてもらい、その体質にあった漢方薬を選定します(弁証論治)。主な目的は体のバランスを整えることです。体のバランスが整えば治癒力が高まるという考えです。

3)栄養
人の体には病気を治す力が元々備わっています。だから薬を飲まなくても風邪が治りますし、多少のケガなら自然と止血されかさぶたができて治ります。
その自分自身の体を治すためには、体内で様々なたんぱく質やビタミンやミネラルが必要になりますので、それらを補給し、治癒を促進します。

4)その他
海水浴・温泉療法・紫外線療法などもあります。

7・副腎皮質ホルモン(ステロイド)について

1)効果
ステロイドの最大の特徴は強力な抗炎症作用です。実際に使えば、その効果を誰しもが実感できます。

2)副作用
ステロイドは免疫を抑制する作用があり、そのために菌やウイルスの感染リスクを高めてしまうことが、一番有名な副作用です。
皮膚が薄くなる、胃炎を起こす、骨粗しょう症になりやすくなる、などの副作用が知られています。

3)反跳現象(リバウンド)
抑えていた炎症が一気にぶり返してしまう現象で、ステロイドを急にやめると起こりやすくなります。

8・脱ステロイドについて

ステロイドが強く炎症を抑えてくれるので手放せないという人がいる一方、免疫抑制などの副作用が怖いのでできるだけ使用をやめたいと思われる人もいます。
※これについては価値観に委ねらるところが大きいと思っています。強い抗炎症作用は魅力的ですし、副作用が実際にある以上は避けたいと思う気持ちがあっても当然です。

脱ステロイドをする場合、「反跳現象(リバウンド)」が起こる可能性がありますので、その後のビジョンと覚悟が必要になります。なんの計画もなしにステロイドをやめても大変な思いをするだけになってしまうことがあります。

9・ステロイドの恩恵

前置きとして、当店はステロイドを使って改善できなかった人たちの救いになれる方法を提案していますので、当店に相談に来られた方にはステロイドはおすすめしていません。しかし、ステロイドに敵意を向けるのは少しおかしいのではと思っています。

関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどの自己免疫疾患や初期の突発性難聴など、様々な場面でステロイドが人を救っています。アトピーもステロイドで改善し、その後もリバウンドなしで過ごせている人もいるのです。
確かに副作用があり使用には慎重になる薬ですが、たくさんの人の苦しみをステロイドが緩和している事実があることを知っておくべきだと思います。

10・脱保湿について

1)なぜ保湿するのか
アトピー性皮膚炎は皮脂欠乏症を兼ねていることが多く、乾燥しているなら保湿した方が皮膚のバリア機能的に良いということなのです。しかし、いつの間にか理屈がすっ飛ばされ、「アトピー性皮膚炎=保湿するべし」のような風潮になっているような気がします。
アトピー性皮膚炎にはジュクジュク期もありますので、ジュクジュクしているのに保湿するのは少し間違っているように感じます。

2)過剰に保湿することによる弊害
熱心に保湿していると、逆に乾燥を強く感じるようになる人が多くいます。一つ目の理由はギャップです。保湿剤を使っているときの感覚に慣れてしまうと、少しの乾燥を強烈な乾燥なように感じてしまいます。それよりも、もう一つの理由が重要です。保湿をし過ぎていると自分自身の皮脂を出す力が弱くなり、それによって保湿剤に頼らないとなかなか潤わない肌になってしまうのです。保湿を我慢していればそのうち皮脂の分泌も回復してくるのですが、それまでの間とても苦しんでしまう人が多いのです。

11・まとめ

1)アトピー性皮膚炎の治療
アトピー性皮膚炎とは異物(アレルゲン)を排出するために皮膚炎が起こる病気であり、遺伝的素因がある人が、幼少期にある種の化学物質を取り入れることで発症するのではないかと推測します。
その治療法にはステロイドを中心とした西洋医学的な治療が主流であるが、それによって改善する人もいれば、改善しない人もいます。改善しない場合は漢方や栄養を使った他の方法を選択肢として考えてよいと思います。5年かかって治らない方法であれば、それをあと何年続けたとしても思ったような成果はあがらないでしょう。ステロイドの副作用が気になる方は、最初から漢方や栄養療法から試してもいいと思います。

2)脱ステロイド・脱保湿について
脱ステロイドの場合は症状が戻ってしまう反跳現象(リバウンド)が起こり得ますし、脱保湿時の乾燥感に堪えるのも大変な事です。最終的にはご自身の副腎皮質ホルモンや皮脂の分泌量が回復するという利点はあるでしょう。しかし、それは薬に頼ってなまっていた体が、薬の代わりに頑張っただけのことであり、脱ステロイドや脱保湿さえすればアトピー性皮膚炎が改善するというようなことはあまり期待しない方が良いでしょう。

12・当店のアトピー性皮膚炎改善のための取組み

1)当店は、西洋医学中心の保健医療において、アトピー性皮膚炎が改善できていないという方の力になりたいと考え、独自のアトピー性皮膚炎改善法を提案しています。

2)当店では西洋薬はほぼ使うことはありません。
西洋医学的治療については病院やクリニックにお任せしていますので、西洋医学的に当店が力になれることはほとんどありません。店主自身が保険薬剤師を長年やっていたので、簡単なアドバイスは可能です。

3)当店のアトピー性皮膚炎の改善法について
異物(アレルゲン)が体内にない体を目指してもらっています。当店では、異物(アレルゲン)の排出と皮膚の回復力を高めることを意図して、主に漢方薬や栄養素の提案をしております。どちらかというと栄養素の方を主しています。いろいろ試してもらっている中で栄養素の方が成績が良いと感じています。ステロイドは全く使用しません。

しかし、いくら体の機能を高めたところで、異物(アレルゲン)が永遠と体内に入り続けていては終わりがありません。だから、食事、スキンケア、それに心の持ち方までしっかりとアドバイスいたします。

最終的に異物(アレルゲン)が少なくなれば抗体(IgE)も反応する相手を失うわけですから炎症が治まっていきます。スギ花粉症の人であればスギ花粉がなくなれば症状がでなくなるのと同じことです。

4)あなたの価値観を大切にします。
当店は、西洋医学でも東洋医学でも治ってもらえれば良いと思っています。西洋医学と東洋医学の見栄の張りあいを目にすることがありますが、患者さんが求めているのは西洋と東洋のどっちが優れているかではなく、アトピー性皮膚炎が改善した自分自身の体なのです。そのことを決して忘れないように心がけています。

5)アトピー性皮膚炎が治れば未来が変わる
アトピー性皮膚炎に悩まされていた店主渡辺は、人に自分の姿を見せるころに自信がなくなっていました。ストレスでした。そして、なんで自分だけこんな思いをしなければならないのだろう?と思いました。
しかし、アトピー性皮膚炎が改善すると人前に出ることを恐れることはなくなり、自信をもって生きることができました。恋愛にも積極的になれました。

今まさにアトピー性皮膚炎で悩んでいるあなたへ。
アトピー性皮膚炎が改善すれば本当に人生が変わります。当店の改善法の説明を一度詳しく聞いてみませんか。ぜひご連絡ください。

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