渡辺コラム

アトピーという理不尽に負けない

僕は小学3年生の頃にアトピーを発症しました。兄妹もアトピーがありましたが、同級生たちにはアトピーはありませんでした。

なぜ自分だけ??

祖父がプルーンを買ってくれたり、光による治療器みたいなものを買ってくれたりしましたが、良くならない。
塩が良いと聞いて、風呂場で塩を毎日塗ったこともありますが、良くならない。猛烈にしみるので、変に忍耐力はついた気がしますが...

中学生になると自分の容姿が気になってくるので、意識がアトピーの方にとられてしまいます。アトピーがなければ、もう少し成績が良かったかも?と思います。

なんで自分にだけアトピーがあるのか?社会人になってヒントを見つけることができました。

アレルギーのことを調べていると、アレルギーの統計グラフが見つかりました。その統計グラフを見ると、昭和35年くらいまでアトピーも喘息も花粉症もないのです。ゼロではないかったもしれませんが、ほぼないのです。

僕はアトピーは遺伝と聞いていたので驚きました。昔になくて今はある。つまり遺伝ではなかったのです。

では何なのか?アレルギーが増え始めた昭和35年頃に何が起ったのかと考えると、化学物質による環境汚染が起こっていることに気が付きました。

工場排水や農薬や洗剤によって土や水が汚れ、排気ガスによって空気が汚れ、食品添加物によって食が汚れて始めた頃なのです。

水俣病やイタイイタイ病や四日市喘息などの、誰でも知っているような公害病が起こった時期でもあります。この公害病の中にアトピーや花粉症も含まれていたのではないかと推測できるのです。

そこで、僕はこんな試みをしてみようと思いました。
僕に子どもができたら、食品添加物を徹底して食べさせない。

そして実践してみたところ、うちの子3人ともがアトピーにはなりませんでした。上の子は今年高校生になりますが、全く大丈夫です。

うちの子3人だけの話ではありますが、僕の推測を実証するための一つの結果となりました。

経済優先には環境破壊があり、その陰で不健康に悩む人がいるのです。なんの罪もない子どもたちがアレルギーに苦しめられます。僕はこのことがとても理不尽だと思います。

理不尽に負けないように、何が原因で、何をどうしていけば良いのかを考え、実行していきましょう。誰もが同じ料理を食べられる豊かな時代を取り戻していきましょう。

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