渡辺コラム

春は心を病むやすい季節。下から目線で自分を励まそう。

4月5日です。すっかり春になりました。

漢方では、春は肝(精神系)を痛めやすい時期されていて、実際に春は心のお悩み相談が多いと感じています。

そこで渡辺の精神安定法を一つお伝えします。

それは『下から目線』で自分自身に接することです。

上から目線って言葉は有名ですよね。上からの目線。すなわち見下す目線ですね。より能力のある人や強い者が、それより劣る人に向ける態度。

特に日本人は自分自身を上から目線で見ることが多い様に思います。

自分の失敗や怠慢に寛容になれず、「自分は人に迷惑を掛けた悪い人間だ」、「自分は怠け癖のあるダメな人間だ」と思いがちです。自分の持っている理想人間が、自分を上から目線で罵倒するわけです。

これを極力やめましょう。自分自身にいつも馬鹿にされてしまい、精神的にしんどくなります。ゼロにしなくてもいいです。上から目線は向上心にも繋がるのでメリットもあります。

同時に下から目線で自分に接するようにしましょう。

自分よりも能力の劣る人や立場的に弱い人の目線で自分を見るということです。
そうすると「世の中全体を見ればこんな失敗は大したことないよ」、「明日のごはんの心配のないあなた恵まれているよ」のような、自分を持ち上げる言葉が出て来るようになります。

当たり前ですが自分というのは切っても切れません。生涯付きまといます。その自分が自分を罵倒するのか、それとも持ち上げてくるのかで、日々の精神状態は大きく変わります。

日常の小さなできごとに対しても下から目線はできますので、練習していってみてください。自分が自分を励ましてくれるって、とてもありがたいことですよ。

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