渡辺コラム

アトピーと排気ガス【PM2.5など】

日本の春は、大陸から黄砂が飛んできます。

特に4月頃は中国の砂漠地帯が乾燥し、カラカラに乾いた砂が偏西風に
乗って日本に飛んでくるそうです。

PM2.5などの排気ガスを乗せて。

四日市ぜんそくの例があるように、排気ガスは健康被害を起こします。
石油や化学合成した物質を燃やすようになってから、
その健康被害は著しく増加しました。
気管支が反応しやすい方はぜんそくという形で、肌が反応しやすい方では
皮膚炎という形で影響が出てきます。

アトピーの方にとっての春は、寒暖の差による刺激と、排気ガスによる刺激が
ダブルでやってくる厄介な時季です。

排気ガスに含まれる物質は目に見えませんので、
「排ガスがくっついてしまったから除去しよう!」
というわけにはいかず、予測して対応するしかありません。

「外にいたんだから、多少なりとも排気ガスが体についたのかもしれない」
「ストレスがあったわけでも、何を食べたわけでもないのに体がかゆい。
 排気ガスがついてしまったのかもしれない」
と想像しなければいけません。

そして、「体にかゆみを引き起こす排気ガスがついたかもしれない」と思ったら、
とりあえず水などで洗い流してみましょう。

理屈は花粉症の花粉と同じです。

原因物質が体に暴露しないように、体にくっついても早く除去するように
心掛ける必要があります。

当薬局に相談に来られている方に、実際に試してもらうと、「本当にかゆみが
治まった!」と報告をいただけます。

「排気ガスのせいかもしれない」
当てずっぽで良いので、この時期はこまめに体を洗うようにしましょう。

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